本日は10日ほど前にお伺いして、壁掛け完全オール分解クリーニングができなかった
エアコンを取り外して完全オール分解です。向かって右側が壁ぎりぎりに設置されています。
取り外すとなると洗浄道具以外に色々な道具が必要になります。
ゲージマニホールド、フレアリングツール、トルクレンチ、真空ポンプ等が最低限必要になります。
まず最初にポンプダウンを行います。内機側のスイッチを押して強制冷房運転をして
暫くして液側のバルブを閉めマニホールドゲージの針が0Mpaになる直前でエアコンをオフにします。
余談ですがエアコン運転中は0.5Mpaから1Mpaの間にあれば正常だそうです。
ポンプダウンも無事終わり、取り外しにかかります。
今回、エアコンを設置されている壁が厚く、冷媒配管のジョイント部分が運悪く壁の中にあり
室内機をかなり前に出してジョイント部分を外しました。
この室内機はリビング用で色々なものが付いており、かなり重くて苦労をして降ろしました。
日立のエアコンもかなりの配線を取り外さなくてはなりません。
壁に付いている状態より分解が楽ですね。
ロボットユニットを外しドレンパン、ファン、熱交換器を外して行きます。
これらの汚れた状態を新品で取り付けた状態のようにきれいにします。
ドレンパン、ケーシング洗浄後。
今回、熱交換器はオーブテックの洗剤で洗浄しました。
熱交換器、裏側もたっぷりの洗剤で洗浄。
ファン洗浄後。ファン裏側の汚れも念入りに洗浄しました。
組み立てる前に軸受にグリスアップ。どちらでもいいのですが保険代わりです。^^
組み立ても終わり、冷媒配管の再フレア加工をします。ガス漏れの予防に再フレア加工は重要だと思います。
再フレア加工を終わって、次に真空引きを行います。
約5分ほど真空引きをしてポンプを止めて10分ほど様子を見ます。
異常がないので15分ほど再度、真空引きです。
真空引きも完璧に終わり、やっと終わりが見えてきました。
冷媒配管のバルブを開けて運転開始です。どこも異常なく動いております。やれやれホットしました。^^
約5時間の作業でした。
K様、今回、お待ち頂きましてありがとうございました。来週の水周りクリーニングのご注文ありがとうございます。
今日の業務はこれで終わりまして、千里山の倉庫でスズキK125のポイント交換です。
「ポイント交換」、これ分かる人、かなりのオッサンですね。
古いバイクは多分これが一番重要な部品だと僕は思うのですが。
新品のポイントです。消耗品なのであと2個持っております。多分、一生いけるかと。
取り外したポイントは面がかなり荒れておりました。
バイクに乗って御嶽山に行きたいですが、いつ行けるかわかりません。